パスキー認証情報の削除

認証器には、認証情報を管理するためのユーザーインターフェイスが用意されているか、またはインターフェイスを実装するためのソフトウェアが付属します。

Web Authentication (WebAuthn) APIでは、認証情報の削除などの機能が意図的に省略されていることから、認証器の管理にはこのようなユーザーインターフェイスが使用されます。

このセクションでは、Relying Party(RP)サーバーのデータベースからパスキーを削除した後に、一般的に利用されている認証器からパスキーを削除する方法を示します。

1ユーザーの認証

ユーザーアカウントを削除する前に、まず、Relying Partyにアクセスするための認証セレモニー(手続き)を完了する必要があります。そのためには、ユーザー登録時に作成したパスキーを使用してサインインします。

2ユーザープロファイルの確認

パスキーを使用してログインすると、ユーザー名などのユーザープロファイル情報と、アカウントに関連付けられたパスキーのリストが表示されます。ユーザーアカウントのデータを確認してから、データを削除することができます。

3ユーザープロファイルの削除

この操作を行うと、Relying Partyサーバーは、ユーザーアカウントとそれに関連付けられた認証器のレコードを削除します。

また、作成したパスキーをクライアントデバイスやクラウドから削除する必要があります。